生きること、死ぬこと、それ以上のなにか・・・

このブログでは、音楽、なかでもクラシック作曲家である「バッハ」を中心に取り上げます。 また演奏家、CDについての批評も行います。 ちなみに私は指揮者のセルジュ・チェリビダッケに深く傾倒しております。

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チェリビダッケ批評 02 ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」

ハイドン:交響曲第103&104番/Haydn: Symphonies Nos. 103&104ハイドン:交響曲第103&104番/Haydn: Symphonies Nos. 103&104
(2007/01/01)
ハイドン、 他

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EMIから販売されている、チェリビダッケの演奏をレヴューします。
これは第2回目のレビューになります。

第2回目の曲目は、
”ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」 ニ長調” (1992年録音)

ハイドンの最後の交響曲です。
私は、あまりハイドンに精通していませんが、、
ハイドンの交響曲の最後を飾るにふさわしい立派な作品だと思います。


ベートーヴェンの歓喜、熱狂。
あるいはマーラーの絶望、漠然とした死へのあこがれ。

そのようなものでなく、古典的な調和がとれた、
何気ない素晴らしさをこの曲は持っていると思います。


チェリビダッケがこのような古典派(ハイドン、モーツァルト、初期のベートーヴェン)の
作品の演奏を行う際には、ある種の違和感、距離感があります。

第1楽章
1.Adagio - Allegro

ゆったりとした序奏の後、力強く、軽快な第一主題が奏でられます。
「力強い」、「軽快な」この、一見矛盾しているこの2つのイデーは易々と調和します。
ここは、チェリビダッケの持つ力が大きいでしょう。
この楽章は古典的な美学を持って閉じられます。

第2楽章
2.Andante

ミュンヘン・フィルの弦楽器のセクションが非常に美しい歌を歌っています。
チェリビダッケが他の演奏家と一線を介しているものの1つが、
このオーケストラの響きだと、私は考えています。
この透明感!完璧なハーモニー、調和。

第3楽章
3.Menuetto:Allegro-Trio-Menuetto

前全楽章から一変して、響きが変わり、まるで祝典的な響きになります。
そして、Trioでの景色の変わりよう!
木管楽器も、本当に心を込めて演奏しています。
(勿論、全体的に見て、このフレーズはどうあるべきか?パート・バランスはどうか?etc)

第4楽章
4. Finale:Spiritoso

快速に音楽は始ります。
例えば、モーツァルトだったら、快活な音楽の中に、
ふとした儚さを入れます。
でも、ハイドンは違います。全てを形式の中で解決しようとします。
どちらが、良い悪いではなく、ただそういうものなのです。
(美意識の問題でしょう。)
最後に、主題が回帰してきて、このハイドンの最後の交響曲は幕を閉じます。



<全体を通じての感想>
ハイドンは晩年に偉大(素朴であることの偉大さ)な境地に到達していたんだ、という感を覚えます。
また演奏も、とても、立派で、堂々としたものです。
やはり、私はピリオド・オーケストラの演奏よりも、モダン・オーケストラの演奏を好みます。


次は、モーツァルト 交響曲第40番の演奏を取り上げるつもりです。




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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2010/12/10(金) 05:08:37|
  2. チェリビダッケ批評
  3. | トラックバック:1
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