生きること、死ぬこと、それ以上のなにか・・・

このブログでは、音楽、なかでもクラシック作曲家である「バッハ」を中心に取り上げます。 また演奏家、CDについての批評も行います。 ちなみに私は指揮者のセルジュ・チェリビダッケに深く傾倒しております。

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Words that were left of Celibidache

Words that were left of Celibidache

チェリビダッケの残した言葉

(写真と共に)

Sergiu Celibidacheは1912年に生を受けました。(1912 - 1996)
昨年は彼の生誕100周年ということで様々なイベントが企画されているようです。
(ex.Sergiu Celibidache Festival Romania)
私は彼の音楽だけでなく、その思想にもかなり影響を受けています。
下記に、その例を幾つかご紹介させて頂きます。


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(原文;英語)
I realized that the only thing one should cherish
without limit is freedom.
The freedom is choice.
To be able to dedicate oneself to what one believe in.


(翻訳;私は彼の述べたかったことの意図を日本語で出来る限り再現するため、かなり意訳しています。)
なんの制約も受けるべきではない、慈しむべきたった一つのことを、私ははっきりと悟り(認識し)ました。
それは、人間は自由に選択し、行動するべきだということです。
なにか自分の信じることに、自分の存在を捧げることとの尊さ、神聖さ、これは人間が持つ最も優れた特性です。




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(原文;英語)
Don't act as one amongst many act as many acting as one.


(日本語)
個のために動くのではなく、全体のために機能することにより、オーケストラは正しい音色を奏でる。つまり、全体のために個があるのです。



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(原文;英語)
Without beauty, we wouldn't make art



(日本語)
「美」というものは、芸術の最終目的ではありません。私は「美しさ」というものは、「真の芸術」=「真実」を達成するための餌に過ぎないと考えています。これは逆説的になりますが、「美しさ」がなければ、誰も芸術を創作しようとしないでしょう、ですから「芸術」には「美」が必要になります。



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(原文;英語)
I'm not at all interested in my own activity when I make music, but in creation of elements that will enable others to enter the same sphere.


(日本語)
私は音楽を奏でる際、自分自身に全く興味がなくなります。そこまで音楽に没入出来ることがあるのです。
しかし、それはオーケストラの団員が個々の部分に関して、私と同じ視点に立つことにより、初めてその状態になることが出来ます。




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(原文;ルーマニア語)
Tendinta de a vrea sa domini intelectual are limite naturale,
pe care individul fara cultura niciodata nu le va afla.


(日本語)
伝統というものはしばしば知識人を縛り、制限する。しかし、伝統というのは、一種の集団幻想である。
個人が熱意を持ち、学習しなければ、(伝統に繋がり得る)文化は存在し得ない。




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(原文;英語)
Before we experience the sound, it is important to imagine it.


(日本語)
音を聴く前に、それがどのようなものか想像すること、これは全体のパースペクティブを把握する上でも非常に重要なことです。



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(原文;ルーマニア語)

Nu pe calea intelectului poate sa ajunga la dumneata muzica.
Dumneata poti sa fi un muzician extraordinar muzicolog, dar sa nu ai niciun pic de
imaginate...Adica creativitatea, spontainetated care e prima conditie
a creatiei asta nu depinde de niciun fel de intelect.


(日本語)
知性だけでは真実(の音楽)には到達出来ない。
知識だけを持っていても、(偉大な;ここ彼の皮肉です)音楽家、音楽者になることは出来るでしょう。
しかし、最も大切で、かつ最初の条件になるのが自発性を持つこと。そして、自分で創造することです。
上記の条件は知性とは全くかけ離れたところにあるものです。




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(原文;英語)
If someone comes to me after a symphony and doesn't tell me:
"I've never heard anything like this. Wonderful. No one can do it like you",
but simply: "That's it", them I know that this persontranscended the moment of beauty."


(日本語)
誰かが演奏会の終演後に私のところに来て、私になにも伝えない場合があります。
彼らは私の演奏会の体験を言語化出来ないのです。
「私は、このような体験をしたことはありませんでした。素晴らしい。他の誰もあなたのようには出来ないでしょう。」
「そして単に、それだけである。」"That's it"。 私は彼が美の瞬間を超越したということを理解しました。




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(原文;英語)
There is another level. Or there are many. There is one who transcends all the material facts.
I think this is the aim of every artistic activity. Freedom.
Transcending the material.



(日本語)
演奏には非常に様々なレベルが存在します。
そして、これらのものを全てを超越したたった"1"つのものがあります。
私はこの"1" に近づくことが、すべての芸術活動の目的だと考えています。
そして、それは、一つ一つの素材を、熱心に(狂気的といっていいかもしれません)に研究し、
やっと辿りつける領域なのです。




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(原文;英語)
Records flattened everything out and made everything mediocre.
They reduce everything to the state of photography. {...}
Records flattened everything out and made everything mediocre.
They reduce everything to the state of photography. {...}
A record can't replace music. It's a ruthless copy of its tomb.
To a sensitive person it is a funeral. What is being buried?
The possibility of living the true sound
which is irreplaceable and indescribable.
Records have made good conductors disappear.



(日本語)
レコードは音楽の全てを平面化し、悪い意味で「普通」のものにしました。
これらは全て、モノクロの写真のようなものです。
レコードを音楽と置き換えることは決して出来ません。
音楽は終了した時点で過去のもの、墓と表現してもいいでしょう、レコードはその墓のコピーです。
敏感な人にとっては、レコードを聴くことはお葬式に近いものでしょう。
墓には一体どれほどの価値があるのか?少なくともレコードは音楽を奏でることはないでしょう。
また、音楽の世界で悪影響を与え、レコードは優れた音楽家を消すことにも繋がったのです。




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(原文;ルーマニア語)
Sunetul nu trebuie cautat.
Sunetul trebuie trait.


(日本語)
一つ一つの音は詳細に検証しなければいけません。それが全体に繋がります。
その上で、確信を持って音楽は演奏されるべきものなのです。




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(原文;ルーマニア語)
Cultura nu este altceva decat drumul ctre libertate.
Arta este libertate, cu toate c ea te prinde in senzacii. Dar
Nu-i nimic mai fals ca definicia intregii filosofii c arta este jocul senzaciilor,
Nu. Asta este nada cu care te prinde, te atrage.
Ori, cand treci peste ce te-a atras, poci ajunge undeva unde nu te simci tras
nici la stanga, nici la dreapta, nici in sus, nici in jos... Asta-i libertatea.


(日本語)
文化というものは自明のものとしては存在しません、ただ、人間の自由意志によって作られるものです。
それは芸術も同様です。それは~(解読不明)
そこ全体の哲学として、なにかが定義されています、?
その?芸術はゲームですか、それとも計算書ですか?~(解読不明)
(解読不明)
あなたは、左も右も上も下もに行くことが出来る。
それがあなたの誰にも犯されるべきではない人間の尊い自由意志です。




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(原文;ルーマニア語)
Unicitatea momentului e salvata numai de spontaneitate.


(日本語)
超越的な瞬間(≒永遠)は、個々の積極的な自発性からしか生まれ得ないのです。



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(原文;英語)
I try to get away from everything that could arise from memory.
Because nothing blocks the spontainety of the consciouness morethan routine,
symbolism, memory, knowledge...etc.



(日本語)
私は自分の記憶、そして全てから逃れたいという思いに駆られることがあります!
それは、過去の記憶から悪夢のように現れるのです。
知覚や忍耐、循環、象徴化(カテゴライズ)記憶、知識、から自然に発生されてしまうものなのです。
ですので、人間の意志だけでは、この問題は解決され得ません。、



この写真だけ、他の写真と種類が異なります。
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(原文;ルーマニア語)
Transcenderea stadiului de euforie poate duce la ceea ce numim muzica.

(日本語)
音は陶酔した状態を超越することにより、本当の音楽になる可能性を秘めています。

--------------------------------------
上記の発言以外で私の心を打った言葉


・音楽というものは定義することが出来ない。それは思考の限界を超えたところにある。

・音楽を理解することなんて不可能だ、それはだた体験されるものだ。

・あなたが音楽を美しいものとして受容しようとしても、それは無理だ、音楽はにおいてはただ真実のみが重要なのだ、美は単なる疑似餌に過ぎない。

・農夫が朝の歌をうたうとき、彼は本当に純粋に音楽をしている。彼は何ものにも煩わさられず、テキストも要らなければ、楽譜も要らない、彼は今日という朝がどれほど美しいか、それをうたっているだけだ。ここに芸術の最も深い意味がある。

Segiu Celibidache (セルジュ・チェリビダッケ)他にも色々考えさせられたり、魂を奪われるような発言がたくさんありますが、今日はこの辺で失礼致します。また機会をを作って、ご紹介させて頂くつもりです。



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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2037/03/14(土) 05:39:10|
  2. Sergiu Celibidache
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チェリビダッケ批評 23 ムソルグスキー/ラヴェル 「展覧会の絵」

EMIから販売されている、チェリビダッケの演奏をレヴューします。
これは23回目のレビューになります。

23回目の曲目は、

"ムソルグスキー/ラヴェル 「展覧会の絵」"(1993年録音)
原題: Mussorgsky/Ravel "Pictures at an exhibition


(長らく更新していませんでした、申し訳ありません。)
因みに、EMIはこの音源を販売形態を変えて、3枚も出しています。
お金儲けの魂胆がみえみえです、クソー!
(しかし、私はチェリビダッケマニアなので、全部買ってしまいました・・・
だって、それぞれのCDのカップリング曲が違うんですよ・・・)


①EMI

セルジュ・チェリビダッケの至芸セルジュ・チェリビダッケの至芸
(1997/10/22)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

商品詳細を見る


チェリビダッケのEMI録音BOXが出る前に単体で販売されたものです。
曲目:チャイコフスキー 幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
   ムソルグスキー~ラヴェル編曲「展覧会の絵」
どちらともミュンヘン・フィルハーモニーの演奏です。
(これ以降オーケストラについての表記がない場合は、ミュンヘン・フィルとの演奏です。)

Mussorgsky.jpg

チェリビダッケのリハーサルを収録したもので2枚組です。
曲目は、上記と同じです。

Bolero.jpg

チェリビダッケのBOXが発売され、その中に入っていたのがこれです。
曲目:ラヴェル「ボレロ」
   ムソルグスキー~ラヴェル編曲「展覧会の絵」

(EMIの「展覧会の絵」の音源は全て同一のものです。)

チェリビダッケのムソルグスキー「展覧会の絵」

これは、チェリビダッケファンにとっては、禁断の響きでしょう。
生前、チェリビダッケはこの曲を好んで演奏していました。
そして、この演奏が奏されていたときには、悠久の流れがありました。
断言しますが、「展覧会の絵」に関しては、チェリビダッケを超える演奏はありません。
(感じ方は人それぞれなので断定したくはないのですが)
そこまで言わしめる圧倒的な音楽です。

各曲を見ていきます。

第1曲目-第1プロムナード Promenade
堂々と威厳をもち、しかしどこか儚く曲は開始されます。
非常に有名なテーマですが、全く新しく、今創造されたような印象を受けます。
第2曲目-小人(グノーム) Gnomus
非常に怪しい音楽です(良い意味で)。
この様な毒毒しい怪しさを持つ音楽も稀です。
第3曲目-第2プロムナード [Promenade]
2回目のプロムナードは木簡楽器を中心に奏でられます。
必然的にそれは郷愁を誘う音楽になります。
第4曲目-古城 Il Vecchio castello
この中間色の美しさ、弛緩(良い意味で)を見事に表現しています。
第5曲目-第3プロムナード [Promenade]
金管楽器中心のプロムナードです。
金管楽器は全体のチューニングが非常に難しいのですが、
チェリビダッケはそれをやります。
それだけでなく、オーケストラ全体をチューニングし、会場や楽器の音響特性にもこだわり、
最終的には精神のチューニングとさえいえるようなことをも実現させています。
第6曲目-テュイルリーの庭 - 遊びの後の子供たちの口げんか Tuileries - Dispute d'enfants apres jeux
フルートの最初の響きが非常に美しい小曲です。
第7曲目-ビドロ Bydlo
徐々に盛り上がっていく、一種異様な高揚感、そして暴力性。
最後にそれは儚く消え去っていきます。
第8曲目-第4プロムナード [Promenade]
アレンジされたプロムナードです。
弦楽器のハーモニーが非常に美しいです。
第9曲目-卵の殻をつけた雛の踊り Ballet des poussins dans leurs coques
木管楽器を中心とした小曲です、この曲はリズムが面白く、
チェリビダッケはリズムにも偏執狂的なアプローチを施しています。
第10曲目-サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ Samuel Goldenberg und Schmuyle
この曲では対立する2つの要素のがあり(乱暴に例えるなら、ソナタ形式の提示部)、
その表情付けが見事です。

(第5プロムナード Promenade(ラヴェル版では削除))

第11曲目-リモージュの市場 Limoges - Le marche
前曲とのコントラストが見事で、この曲の躁的に明るい面を強調しています。
第12曲目-カタコンベ - ローマ時代の墓 Catacombae - Sepulchrum Romanum
冒頭の異常なまでの印象、驚き、そして暗さ・・・
ここから曲はどんどん悲劇的にエスカレートしていきます。
第13曲目-死せる言葉による死者への呼びかけ Cum mortuis in lingua mortua
オーボエの何もかも諦めきったかのような表情が非常に印象的です。
そして、この曲に顕著に見られる弱音部分の美しさといったら!
第14曲目-鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤーガ La cabane sur des pattes de poule - Baba-Yaga
チェリビダッケはこの曲の本質を「焦燥」、と捉えているのではいかと思います。
第15曲目-キエフの大門 La grande porte de Kiev
全てがここに集約されます。
冒頭のあくまでメッゾフォルテでいて、掛け替えのない感動をどのように表現すれば良いのか?
プロムナードの主題が回帰的に登場します。
それは全体に統一感を持たせるためです。
そして、この目論見は偉大さを持って、実現されます。
曲の終結、
音がどんどんクレッシェンドしていき、
音楽がその密度によって耐えられなくなります。
そして最後に圧倒的なカタルシスをもたらし、
この偉大な曲、そして演奏は終わりを告げます。

②EMI以外のCD
EMI以外で、私が所有しているディスクを以下に記載します。
(計)7ディスク

1.

シューマン : 交響曲 第4番 他 (Schumann : Symphony No.4, Mussorgsky : Pictures at an Exhibition / Celibidache, Munchner Philharmoniker) [SACD シングルレイヤー]シューマン : 交響曲 第4番 他 (Schumann : Symphony No.4, Mussorgsky : Pictures at an Exhibition / Celibidache, Munchner Philharmoniker) [SACD シングルレイヤー]
(2012/12/20)
シューマン、 他

商品詳細を見る


ALTUSレーベルのCD(上記のリンクはSACD)です。
カップリングはシューマンの交響曲第4番です。
来日公演の演奏で、録音は1986年です。
このCDは音が良くお薦めです。

2.

ムソルグスキー:展覧会の絵ムソルグスキー:展覧会の絵
(1999/07/23)
シュトゥットガルト放送交響楽団

商品詳細を見る


GrammophonのCDです。
カップリングはストラヴィィンスキーの「妖精の口づけ」です。
オーケストラはシュトゥットガルト放送交響楽団で、透明感あふれるものですが、
録音が良くない。変なバランスになっています。

3.
Celibidache with London Symphony Orchestra

Concert ClubのCDです。
ロンドン交響楽団との演奏です。
これが非常に素晴らしい、音質も生々しく、
チェリビダッケの「展覧会の絵」の3本指に数えられるでしょう。

4.
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これ以降のCDはBoot盤になります。

AUDIORというレーベルのCDです。
1986年ベルリンでのライブ録音です。

断定します、チェリビダッケが演奏した「展覧会の絵」の録音の中で、
これは最も優れたCDです。
演奏・録音が非常に優れています。
チェリビダッケの残した全ての音源の中でも5本指に入るかもしれません。

各組曲の色分けも非常に丁寧になされています。
そして、全体のパースペクティブが圧倒的に深く考察されています。

最後の最後、キエフの大門で、
チェリビダッケが、「ディーーーー」と、叫びます。
その後の地平線の彼方まで見通せたかのような響き、
(ここで私は音楽を見たような、幻視したかのような感覚に襲われました。)

フォルテッシモでもオーケストラの楽器が全く濁らない。
もう、これは一つの次元を超えた演奏です。
私はこの音楽をより多くの方に聴いて頂きたいと願っています。

カップリングはブルックナーの交響曲第7番です。
こちらも名演ですが、また次の機会に・・・


5.
Mussorgsky Pictures at an Exhibition

METEORというレーベルのCDです。
オーケストラはシュトゥットガルト放送交響楽団です。

はっきりいって、同じオーケストラのGrammophonのCDより、ずっと優れています。
特に音質の点で・・・
このころのチェリビダッケはまだ晩年の悠々さは見られませんが、
オーケストラを磨けあげ、異常なまでに美しい響きを奏でていました。

6.
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ARTISTSというレーベルのCDです。
3と同じソースを用いています。
ただ、こちらの方が高音域で少し音がキンキンする気がします。
カップリングは、同じくムソルグスキーの「禿山の一夜」です。

7.
Mussorgsky Pictures at an Exhibition (Artists Chicago)

また、ARTISTSというレーベルのCDです。
こちらは、アメリカのシカゴでのライブ録音です。
私は、ARTISTSというレーベルの音作りに、あまり共感出来ません。
演奏の方も、長旅の疲れが指揮者にもオーケストラにもあったのか、
些か弛緩しています。

③映像(DVD)
なお、映像も残っています。
ロンドン交響楽団を引き連れての来日Liveなど、

テレビで放送されていましたので、
ご覧になられた方も結構いらっしゃるのではないかと思います。

1.ロンドン交響楽団との来日公演(1980年)

NHKクラシカル セルジウ・チェリビダッケ ロンドン交響楽団 1980年日本公演 [DVD]NHKクラシカル セルジウ・チェリビダッケ ロンドン交響楽団 1980年日本公演 [DVD]
(2007/10/26)
セルジウ・チェリビダッケ.ロンドン交響楽団

商品詳細を見る


2.Audi Concert
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルが自動車メーカー、アウディで行ったコンサート。(年代不明)
演奏は良いんですが、残念ながらいかんせん音がいただけません。
画質もあまり良くありません。

3.Live
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル(詳細不明)
まず、間違いなくミュンヘンフィルです。
演奏・音質共に、可もなく不可もなくといったところです。


-結論-
チェリビダッケの「展覧会の絵」はオーケストラ芸術の一つの極点、
といっても過言ではありません。

計13音源ありますが、
聴くのでしたら、②の4、
AUDIOR盤(AUD-7009-10)
が最もお薦めです。

いまなら、EMIのこのBoxが信じがたいほど、安くなっています。





テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2013/03/25(月) 18:09:02|
  2. チェリビダッケ批評
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  4. | コメント:0

チェリビダッケの既出CD(EMI限定)

セルジュ・チェリビダッケ・エディション(33枚組)セルジュ・チェリビダッケ・エディション(33枚組)
(2005/01/01)
Sergiu Celibidache

商品詳細を見る


チェリビダッケの死後、彼の録音が続けて発売されるようになりました。
(生前は一切のレコーディングを許さなかったのです。
 ですので、勿論ライブ録音ということになります。)

まず、チェリビダッケ・エディションについて・・・

最初に、エディション "Volume1"(あまり、脈絡のないレパートリー集)が発売されました。
続いて、エディション "Volume2"(ブルックナー選集)と、
更に、エディション "Volume3"(ドイツ音楽集)が発売されました。

これらのエディション("Volume1"~"Volume3")は、
チェリビダッケ・エディション(33CD)として、まとめられています。
(上記に掲載しているものがそうです。)

その後、エディション "Volume4"(宗教音楽、序曲集etc.)が発売されました。

上記の、
"Volume2"
"Volume3"
"Volume4"
"Volume4"
エディションを「CD単位、曲単位」でまとめました。

これから、このエディションの音源について、
各曲ごとにブログで批評を行う予定です。

具体的にいうと、下記のリストの「01番」~「76番」までを曲単位で行います。

==============================================================


曲単位(日本語表記) + 演奏日時

-第一弾-

01 ハイドン 交響曲第103番「太鼓連打」 (1993)
02 ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」 (1992)
03 モーツァルト 交響曲第40番 (1994)
04 ハイドン 交響曲第92番「オックスフォード」 (1993)
05 シューマン 交響曲第3番 (1988)
06 シューマン 交響曲第4番 (1986)
07 ドビュッシー 海 - 管弦楽のための3つの交響的素描 (1992)
08 ドビュッシー 管弦楽のための『映像』より「イベリア」 (1992)
09 ベートーヴェン 交響曲第4番 (1995)
10 ベートーヴェン 交響曲第5番 (1992)
11 ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガーより、前奏曲 (1993)
12 ワーグナー ジークフリート牧歌 (1993)
13 ワーグナー 神々の黄昏より、ジークフリートの葬送行進曲 (1993)
14 ワーグナー タンホイザーより、序曲 (1993)
15 ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲「展覧会の絵」 (1993)
16 ラヴェル 「ボレロ」 (1994)
17 シューベルト 交響曲第9番 「グレイト」 (1994)
18 チャイコフスキー 交響曲第5番 (1991)
19 チャイコフスキー 交響曲第6番 (1992)
20 バルトーク 管弦楽のための協奏曲 (1995)


-第二弾-

21 ブルックナー 交響曲第3番「ワーグナー」 (1987)
22 ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 (1988)
23 ブルックナー 交響曲第5番 (1993)
24 ブルックナー 交響曲第6番 (1991)
25 ブルックナー 交響曲第7番 (1994)
26 ブルックナー 交響曲第8番 (1993)
27 ブルックナー 交響曲第9番 (1995)
28 ブルックナー 宗教合唱曲 「テ・デウム」 (1982)
29 ブルックナー ミサ曲第3番 (1990)


-第三弾-

30 ベートーヴェン 交響曲第2番 (1996)
31 ベートーヴェン 交響曲第4番 (1995)
32 ベートーヴェン 交響曲第3番 (1987)
33 ベートーヴェン 交響曲第6番 (1993)
34 レオノーレ序曲第3番 (1989)
35 ベートーヴェン 交響曲第7番 (1989)
36 ベートーヴェン 交響曲第8番 (1995)
37 ベートーヴェン 交響曲第9番 (1989)
38 ブラームス 「ドイツ・レクイエム」 (1981)
39 ブラームス 交響曲第1番 (1987)
40 ブラームス 交響曲第2番 (1991)
41 ブラームス 交響曲第3番 (1979)
42 ブラームス 交響曲第4番 (1985)
43 ブラームス 「ハイドンの主題に基づく変奏曲」 (1980)
44 シューマン 交響曲第2番 (1994)


-第四弾-

45 バッハ ロ短調ミサ曲 (1990)
46 モーツァルト レクイエム (1995)
47 ヴェルディ レクイエム (1993)
48 フォーレ レクイエム (1994)
49 ストラヴィンスキー 「詩篇交響曲」 (1984)
50 チャイコフスキー 交響曲第4番 (1993)
51 チャイコフスキー 組曲「くるみ割り人形」 (1991)
52 リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」 (1984)
53 プロコフィエフ 交響曲第1番「古典的」 (1988)
54 プロコフィエフ 交響曲第5番 (1990)
55 ショスタコーヴィチ 交響曲第1番 (1994)
56 ショスタコーヴィチ 交響曲第9番 (1990)
57 バーバー 「弦楽のためのアダージョ」 (1992)
58 ミヨー 「マリンバ、ヴィブラフォンと管弦楽のための協奏曲」 (1992)
59 ミヨー 「フランス組曲」 (1991)
60 ルーセル 「小組曲」 (1990)
61 ルーセル 「組曲」 (1992)
62 ベルリオーズ 「ローマの謝肉祭」 (1988)
63 メンデルスゾーン 「フィンガルの洞窟」 (1993)
64 メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」 (1992)
65 シューベルト 劇付随音楽「ロザムンデ」序曲 (1996)
66 スメタナ 「わが祖国」より「モルダウ」 (1986)
67 J.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」序曲 (1991)
68 ロッシーニ 歌劇「ウィリアム・テル」序曲 (1993)
69 ロッシーニ 歌劇「セミラーミデ」序曲 (1983)
70 ロッシーニ 歌劇「絹のはしご」序曲 (1992)
71 ロッシーニ 歌劇「泥棒かささぎ」序曲 (1995)
72 ヴェルディ 「運命の力」序曲 (1989)
73 モーツァルト 「ドン・ジョバンニ」序曲 (1982)
74 ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲 (1985)
75 ワーグナー 舞台神聖祝典劇「パルシファル」より「聖金曜日の音楽」 (1993)
76 ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルテ」より「第一幕への前奏曲と愛の死」 (1983)


==============================================================

(Engkish)
CD単位(英語表記)


"Volume1" CD単位

01 Haydn Symphony No.103 & 104
02 Mozart Symphony No. 40, Haydn Symphony No. 92
03 Schumann Symphony No. 3 & 4
04 Debussy La Mer, Iberia
05 Beethoven Symphony No. 4 & 5
06 Wagner Ouvertuere Zu 'die Meistersinger' + 'tannhaeuser'
07 Mussorgsky-Ravel "Pictures at an Exhibition" , Ravel Bolero
08 Schubert Symphony No. 9
09 Tchaikovsky Symphony No.5
10 Tchaikovsky Symphony No.6
11 Bartok Concerto for Orchestra

"Volume2" CD単位

12 Bruckner Symphony No. 3
13 Bruckner Symphony No. 4
14 Bruckner Symphony No. 5
15 Bruckner Symphony No. 5
16 Bruckner Symphony No. 6
17 Bruckner Symphony No. 7
18 Bruckner Te Deum
19 Bruckner Symphony No. 8_1
20 Bruckner Symphony No. 8_2
21 Bruckner Symphony No. 9_1
22 Bruckner Symphony No. 9_2
23 Bruckner Messe No.3

"Volume3" CD単位

24 Beethoven Symphony No. 2 & 4
25 Beethoven Symphony No. 3
26 Beethoven Symphony No. 6, Ouvertuere: Leonore No. 3
27 Beethoven Symphonyn No. 7 & 8
28 Beethoven Symphony No. 9
29 Brhams Ein Deutsches Requiem; Symphony No. 1_1
30 Brhams Ein Deutsches Requiem; Symphony No. 1_2
31 Brhams Symphonyn No. 2, 3 & 4_1
32 Brhams Symphonyn No. 2, 3 & 4_2
33 Schumann Symphony No. 2, Brhams Haydn-variationen

"Volume4" CD単位

34 J.S.Bach Mass in B minor
35 Mozart Requiem K.626
36 Verdi Requiem
37 Faure Requiem & Stravinsky:Symphony of Psalms
38 Tchaikovsky : Symphony No. 4 & Tchaikovsky : The Nutcracker
39 Rimskii-Korsakov : Symphonic suite 1"Shahrazad"
39 Prokofiev : Symphony No. 1 "Classical"& Prokofiev Symphony No. 5
40 Shostakovich:Symphony No. 1、Symphony No. 9 & Barber Adagio for Strings
41 Milhaud,Roussel : Orchestral music
42 Berlioz,Mendelssohn,Schubert,Smetana Overtures
43 Italian-Opera Overtures
44 Weber,Wagner Overtures & Preludes

==============================================================

EMIでは他にも、
・チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
・チャイコフスキー ピアノ・コンツェルト第一番
・シューマン ピアノ・コンツェルト
が有りますが、エディションに含まれないので、割愛させて頂きました。
ブログでは取り上げる予定です。

チェリビダッケは海賊版が数多く出ていまして、
そちらの方が優れている面も多々あるので、そちらの更新も考えています。

また、ドイツ・グラモフォンからシュトゥットガルト放送交響楽団との演奏もリリースされています。
そちらも、余力があれば、取り上げるつもりです。

以上です。長文で失礼いたしました。


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現在ではこの販売形態ではなくなったようですね。
下記のような形態になっています。(内容は同じものです。)



SymphoniesSymphonies
(2011/10/24)
Sergei Celibidache

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Bruckner: Symphonies 3-9, Te Deum, Mass in F MinorBruckner: Symphonies 3-9, Te Deum, Mass in F Minor
(2011/10/24)
Sergei Celibidache

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French and Russian MusicFrench and Russian Music
(2011/10/24)
Sergei Celibidache

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Sacred Music & OperaSacred Music & Opera
(2011/10/17)
Sergei Celibidache

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  1. 2012/07/13(金) 07:58:35|
  2. チェリビダッケ批評
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

Sergiu Celibidache youtube video link collection

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現在、youtubeで観賞可能なセルジウ・チェリビダッケ(Sergiu Celibidache)の動画を集めてみました。結構、数があったので、見ごたえ、聴きごたえのある動画(静止画も有り)をセレクトしました。計23個の動画集です。

Bruckner Symphony No.6 in A-dur with Münchner Philharmoniker



Bruckner Symphony No.7 in E-dur with Münchner Philharmoniker in 1990



Bruckner Symphony No.8 in c-moll with Münchner Philharmoniker in 1990






Tchaikovsky Symphony No.5 in e-moll 4th movement with Münchner Philharmoniker in 1993



Mozart Symphony No.41 in C-dur with Radiosymfoniorkestret in 1972

1st movement


2nd movement


3rd movement


4th movement



Brahms Symphony No.1 in e-moll 4th movement (Last part)



Brahms Piano Concerto No.2 (Pianist:Daniel Barenboim)



Mendelssohn Midsummer Night's Dream



以降は音楽のみの動画になります。

Mussorgsky Pictures at an Exhibition



Mussorgsky Pictures at an Exhibition



Bruckner Symphony No.4 in Es-dur (All movement)



Bruckner Symphony No.4 in Es-dur (All movement)



Bruckner Symphony No.8 in c-moll (All movement)



Bruckner Symphony No.9 in d-moll (All movement)



Tchaikovsky Symphony No.5 in e-moll (All movement)



Tchaikovsky Piano Concerto (Pianist:Daniel Barenboim)



Bruckner Symphony No.7 in Es-dur with Berliner Philharmoniker (1st movement)



Beethoven Symphony No.1 with Münchner Philharmoniker in 1989



Schumann Symphony No.4 4th movement



Brahms Hungarian Dance No.1 Münchner Philharmoniker in 1986



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  1. 2012/07/11(水) 01:25:05|
  2. セルジュ・チェリビダッケ
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:0

Sylvie Guillem (シルヴィ・ギエム) ある天才芸術家について

シルヴィ・ギエムの神懸かった動画をご紹介させて頂きます

ギエム (2)


私はギエムを生で10数回見ましたが、そのどれもが異常なまでの高さに到達していました。
彼女の公演では、時間という概念は消失します。
まるで、一瞬の間に永遠を生きるような、そういう希有な体験をさせてくれる、偉大な芸術家です。



まずは、ギエムの十八番ともいえるラヴェルのボレロです。


M.Ravel "Bolero" Sylvie Guillem Maurice Béjart



M.Ravel "Bolero" Part 1 Sylvie Guillem Maurice Béjartn>



M.Ravel "Bolero" Part 2 Sylvie Guillem Maurice Béjart




続いて、モダン・バレエを御紹介させて頂きます。


Two (Rise and Fall)



Two (Sylvie Guillem) - Hope Japan, Théâtre des Champs Elysées, April 6th, 2011



Smoke Part 1



Smoke Part 2



Smoke Part 3



Wet Woman



最後に、クラシック・バレエを御紹介させて頂きます。

La Bella Durmiente 1: Sylvie Guillem



Grand Pas Classique Sylvie Guillem Manuel Legris Dinamarca 1988



シルヴィ・ギエム



Sylvie Guillem




その他



改めて見直してみると、シルヴィ・ギエムは特に、モダン・バレエで光り輝いていますね。



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  1. 2012/06/06(水) 21:03:59|
  2. 日々の生活
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