生きること、死ぬこと、それ以上のなにか・・・

このブログでは、音楽、なかでもクラシック作曲家である「バッハ」を中心に取り上げます。 また演奏家、CDについての批評も行います。 ちなみに私は指揮者のセルジュ・チェリビダッケに深く傾倒しております。

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ブルックナー 交響曲第9番 チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル

ブルックナー:交響曲第9番+リブルックナー:交響曲第9番+リハーサル付
(1998/10/07)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

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またまた、チェリビダッケを取り上げます。
前回の、
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
はヘビーでしたけど、今回は、軽く流す程度の文章です。

目次:
1.ブルックナーについて
2.ブルックナー 交響曲第9番ニ短調について
3.チェリビダッケが指揮するブルックナー



本編:
1.ブルックナーについて

ブルックナー(Anton Bruckner, 1824年~1896年)はオーストリア生まれの作曲家です。
9作の交響曲を残しています。その他の教会音楽etc.

ブルックナーは近年急激に評価が高まった作曲家です。

伝記的なことを少々・・・

作曲家になる前はオルガン奏者や、音楽教育者として生計を立てていました。
(この頃から交響曲は書いていました。)

1866年、ウィーンで聴いたベートーヴェンの交響曲第9番を聴く。

ブルックナーに、思いもよらぬ機転が訪れます。
1873年にワーグナーと会見する機会を得たことです。

その際に、ブルックナーは自身の交響曲第3番をワーグナーに献呈します。
ブルックナー 交響曲第3番「ワーグナー」とよく呼称される作品ですが、
実際にブルックナー自身がつけたタイトルではありません。

これ以降、多少ではありますが、ブルックナーの地位は確立されます。
(交響曲第4番、交響曲第5番もこの時期、作曲されました。)

1876年に第1回バイロイト音楽祭に出席、ニーベルングの指環の初演を聴く。
ブルックナーにとって、ベートーヴェンとワーグナーは特別な存在だったようです。

1880年頃になるとウィーンでのブルックナーの地位も安定してきます。
(この時期に、交響曲第6番、交響曲第7番が作曲されています。)

1884年からは交響曲第8番の作曲に従事します。1887年に一旦完成し、
非常に尊敬していた指揮者ヘルマン・レーヴィに見せますが、
彼からは否定的な返事しか返ってきませんでした。
ブルックナーは激しく落胆し、自らの作品を改訂を行います。
結局1892年の交響曲第8番の初演は大成功を収めます。

晩年のブルックナーは一部の熱狂的な尊敬を得ていたが、
死の淵にたっていました。
このような状況で書き上げられたのが、交響曲第9番です。

ロマン派の絶頂期に生きた人ですね。


2.ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調について

交響曲第9番ニ短調は形式から検討すると未完成です。本来、交響曲は4楽章形式で書かれます。

しかし、内容的には、完成しています。

あの、第3楽章の怒涛のカタルシスのあとに、
優しく救済されるようなコーダが詠われます。

このような音楽に続きは必要ありません。


この曲により、二元論は否定されます。
それくらいの可能性、あるいは力を持った作品です。
(二元論についてはまた後日、取り上げたいと考えています。)


正直、私は、この曲はブルックナーが書いたものでないような気がします。
死期幾許もない作曲者に、ロマン派の神様が乗り移って、書かせた感じを持ちます。
(半分冗談、半分本気です。)


3.チェリビダッケが指揮するブルックナー

1995年・・・チェリビダッケが亡くなる一年前の演奏会です。
普段通りの、あの完璧な音造りが行われていません。
演奏会の前年、チェリビダッケの病状が重篤な状況になったことも、関係していると思います。
しかし、そこは長年、チェリビダッケに鍛えられたミュンヘン・フィルですから、決定的な破滅はありません。
特に弦のアンサンブルの必死さ、深刻さは、耳を覆いたくなるほど、真実的なものに近づいています。
訴え掛けてくる、この異常な迫力はなんなんでしょう?

結論を述べると、このCDは、
チェリビダッケが指揮するブルックナー交響曲第9番のものとしては最良ではありません。
海賊版を探せば、もっと良い演奏があります。

なぜ、正規版より海賊版の方が、音が良いのでしょうね?不思議ですね?
グラモフォン!お前に言ってるんだよ!お前に!
反省しろアンポンタンが!





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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2010/12/08(水) 00:48:36|
  2. セルジュ・チェリビダッケ
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