生きること、死ぬこと、それ以上のなにか・・・

このブログでは、音楽、なかでもクラシック作曲家である「バッハ」を中心に取り上げます。 また演奏家、CDについての批評も行います。 ちなみに私は指揮者のセルジュ・チェリビダッケに深く傾倒しております。

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チェリビダッケ批評 08 ブラームス ハイドンの主題による変奏曲

シューマン:交響曲第2番、ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲シューマン:交響曲第2番、ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
(2007/01/01)
ロベルト・シューマン、 他

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EMIから販売されている、チェリビダッケの演奏をレヴューします。
これは第8回目のレビューになります。

第8回目の曲目は、
”ブラームス ハイドンの主題による変奏曲” (1980年録音)

俗に、ハイドン・バリエーションと呼ばれる曲ですね。
私はブラームスの管弦楽曲の中では、最もこの作品が好きです。


ブラームスは交響曲も素晴らしいと思いますが、この曲の魅力には敵わない。
なぜこんなにも魅力的な曲なのでしょうか?


まず一つは、ハイドンの主題が素晴らしいという点だと思います。
そして、ブラームスの変奏の技法が、これでもか、というほど発揮されています。
構成の素晴らしさ、起承転結が非常に明瞭に書かれています。


この曲はの変奏は以下のようになります。

主題Andante 変ロ長調
第1変奏Poco piu animato 変ロ長調
第2変奏Piu vivace 変ロ短調
第3変奏Con moto 変ロ長調
第4変奏Andante con moto 変ロ短調
第5変奏Vivace 変ロ長調
第6変奏Vivace 変ロ長調
第7変奏Grazioso 変ロ長調
第8変奏Presto non troppo 変ロ短調
終曲 Andante 変ロ長調



それでは、演奏について述べます。

チェリビダッケが、
ミュンヘン・フィルの芸術監督に就任したのが、1979年です。
(チェリビダッケが亡くなる1996年まで、そのポストに就いていました。)
この曲の演奏は1980年に行われています。

だからというわけでもないのですが、
まだ地に足が付いていない部分もあります。

しかし、恐ろしく入念なリハーサルが行われたのであろうということは、
この音源から推測できます。

そのおかげで、
チェリビダッケのやりたい音楽

目指している地点は、しっかり伝わってきます。

まず、全体のバランス感覚は見事なものです。
各変奏が移り変わる際に、違和感を感じさせません。

圧巻なのはフィナーレです。
これほど巨大で、荘厳な音の響きは、
なかなか聴けるものではありません。
全てはこのクライマックスのために、
周到に用意されていたのだということが分かります。


しかし、1990年代に、
この曲がチェリビダッケとミュンヘン・フィルによって演奏されていれば、
という感はどうしても否めません。


次回は、ドビュッシー「海 - 管弦楽のための3つの交響的素描」を取り上げます。





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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2010/12/12(日) 10:04:04|
  2. チェリビダッケ批評
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